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2011.7.16
森の学校 開校
廃校になった中学校を利用して昆虫とオオサンショウウオをテーマに学びました。
【事業の意義・目的】
現在、多くの子どもたちは自然の中で遊び、自然の恩恵を受けるといった、昔は当たり前であった自然との関わりを失いつつある現状にあります。そこで、当活動を通して、地域の山や川などの自然と触れ合い、身近な生き物を学ぶことで人格的な成長と共に環境保全への意識が芽生える場を設ける必要があります。そこで、子どもたちにとって自然豊かな里山を身近な存在と感じられる体験活動を実施したいと考えます。事業実施予定箇所である岐阜県郡上市和良町を流れる和良川は,平成14年度と平成21年度の二度,全国鮎品評会で味,香り,姿で日本一を獲得した名高い鮎を育む河川であり、天然記念物のオオサンショウウオなど多様な生き物を育む清冽な水の流れる川です。そんなきれいな川を維持し,次世代に受け継いでいくためにも自然を学ぶ機会を提供し、子どもの健全な育成を目的としております。

【オオサンショウウオ観察の具体的な目的】
本観察会では、郡上市和良町の豊かな自然を子供たちに啓蒙することを企図しております。和良町の自然を考えたとき、オオサンショウウオは豊かな自然を象徴するシンボルとなっており本観察会の内容には不可欠な生物です。野外で本物のオオサンショウウオを見る体験は子供たちに深い印象を刻みます。動物園で見るライオンとアフリカのサバンナで見るライオンはまったく違います。環境教育には実際に野外で生活する生物をみることが最も効果的です。野外のオオサンショウウオを実際に見る体験こそ、彼らの将来的な人生観さえ左右しうる重要な教育的アプローチなのです。実際にオオサンショウウオをみることで、彼らが将来身近な自然を思い起こすとき必ずオオサンショウウオを想起すると期待できます。また「オオサンショウウオが住める川を残しましょう」というフレーズが直接彼らの心に響くものとなります。郡上の将来を担う子供たちがオオサンショウウオを野外で見る体験は将来の豊かな地方自治の形成に寄与すると考えます。
[学習効果並びに社会的効果]
郡上森の学校では子供たちの生物学的な知識を増やすのみならず、あらゆる学問分野への窓口的役割を担っています。たとえばオオサンショウウオは世界最大の両生類であることから、世界の両生類を知るきっかけになります。世界の両生類を知るためには英語、地理などの知識が必要になります。また天然記念物という切り口では、歴史や文化、社会学的な知識が必要になります。さらに芸術的・文学的にもオオサンショウウオはこれまで多くの題材になってきました。本観察会では、これらのアプローチから子供たちの知識を増やす以上に、子供たちの想像力を高めることを最終的な目標としています。すなわち、オオサンショウウオ、昆虫という題材から、それぞれの子供たちの個性に沿った興味・関心を引き出すことを狙いとしています。このような教育的アプローチは子供たちに対してのみ効果をもつわけではありません。本格的な高齢化社会を向かえつつある現在、むしろ大人にとっても生涯教育という観点から効果的な講座となる可能性があります。生涯教育は地域コミュニティの発展に向けて不可欠なものと考えられています。そうしたとき、オオサンショウウオ、昆虫は生涯教育に大きな貢献をするものと確信しております。

1日目
10時~ 屋内学習・・・昆虫の講義、オオサンショウウオの講義
12時~ 屋外学習・・・生き物調査、昆虫調査
19時~ 屋外学習・・・オオサンショウウオの生態調査

2日目
9時~  屋内学習・・・標本の作り方、
12時  ふりかえり、解散

[先生紹介]

鈴木 紀之:京都大学農学研究科昆虫生態学研究室 学術振興会特別研究員
藤谷 武史:名古屋市東山動物園勤務 名古屋市立大学大学院博士前期課程
岸  茂樹:東京大学 生態環境調査室特任研究員

協力:和良小学校・大日造園土木・㈱三晃社・(有)ミュージックウェーブ・FILDDAY・和良子育て世代住民
カブトムシ

カブトムシ

【Photo Gallery】

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